なぜ今増加傾向なのか?
生活習慣病が増加した背景には、現代の豊かな日常生活が原因です。豊かな食生活は食べ過ぎでなくても、摂取エネルギーが過剰となります。
その一方で慢性的な運動不足により、消費エネルギーが減少していますので、この極端なアンバランスが生活習慣病を発症させる要因となっています。また、ストレスの増大も大きく影響しています。
豊かな食生活
家庭の食卓やファースト・フードなどで出されるハンバーグやカレーライス、スパゲッティーなどは、現代人がよく食べる食事です。日本の食生活の欧米化は、外食だけではなく家庭にまでも進出しています。
欧米化した日本人が好んで口にする料理は、高カロリー、高脂肪食(特に動物性脂肪)の代表で、肥満をうながすだけではなく、高脂血症や糖尿病などを発症させて動脈硬化を促進、さらには心臓病などを引き起こす原因となります。
しかも、この食環境で育った子どもは、より好んで食べるので、子どもの健康にも大きな影響を与えており、生活習慣病の低年齢化につながると言われています。
また保存食の多用に伴う塩分のとり過ぎも指摘されており、塩分は高血圧を助長し、動脈硬化を促進するので注意が必要です。
運動不足
自動車を中心とした交通機関の発達、労働の機械化、家庭生活の電化など、現代人の暮らしは大変便利になりました。昔の人々のように、歩かなくてよい生活、体を動かさなくてよい生活が運動不足を招き、消費エネルギーの低下や身体機能の低下をうながす原因となっています。
ストレスの増大
社会環境が複雑になり、精神的緊張が続く生活は、現代人をストレス状態に陥らせています。ストレスは単なる心身症というだけではなく、生活習慣病をはじめとしたあらゆる病気の引き金にもなります。さらに体の不調感や異常感、また、ストレスの増大にしたがって増える飲酒や喫煙などもあいまって、私たちの健康に大きな影響を与えています。









