冬虫夏草とは?
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■冬虫夏草は、生きた昆虫などに寄生するキノコ(菌種)の一種 ![]() 冬季に昆虫にとりついて養分を昆虫から得て寄生生活をし、とりついた昆虫などの体内で、菌糸の固まりである菌核をかたちづくり、 やがて夏期に昆虫の殻を突き破って、キノコ(子実体)を生じます。 『冬は虫、夏になると草』この奇妙な自然生態ゆえに「 冬虫夏草 」と呼ばれたのです。植物でもなく動物でもなく、菌類です。 この様に生きた虫の体に寄生するものは、冬虫夏草にだけしか発見されておらず、その生態はまだまだ多くの謎に包まれています。 チベット天然冬虫夏草は、漢方に珍重されています。 「冬虫夏草」の種類は昆虫の種類によって色々ありますが、中国で漢方生薬として珍重されるのは、学名コルディセプス・シネンシスと呼ばれるコウモリ蛾科の幼虫に寄生したもの一種類だけで、中国の青海、雲南、四川、チベットからネパールの3000m〜5000mの高天然の冬虫夏草山に生息したもののみに限定された呼び方です。この種の冬虫夏草は、絶対量が少ないので幻のキノコと呼ばれ、大変に珍重されています。 冬虫夏草は、世界中でも約300種余りしか発見されていません。 冬虫夏草は、せみ、芋虫、トンボ、蚕のサナギ、蜂等、色々な昆虫に寄生しますが、カブトムシやクワガタ・カミキリムシなどからは発見されていません。昆虫にならどれにでも寄生するのかと言えば、そう言う訳ではありません。セミにしか寄生しないセミタケなどが存在する様に、菌の種類によって寄生する植物の種類も決まっているのです。 | ||||
■歴史に見る冬虫夏草 冬虫夏草は中国を代表する優れた漢方生薬のひとつで、古来より愛用されて来ました。特に中国の歴代王朝で、強壮・精力増強、疲労回復、諸病治癒、不老長寿に著効ある高貴薬として、宮廷を中心に常に珍重されてきました。 清朝の有名な漢方医学書、呉儀洛の『本草従新』(1757年)には、「冬虫夏草は人間のエネルギーを生み出す源で、身体を強壮させる」と紹介されています。 更にこれより早く、チベットの薬物書「甘露宝庫」(1400年頃)に「冬虫夏草は、体の力と失われた精気を回復させる。すべての身体機能を整え、体力や熱の偏重による病気にならない等すばらしい効果があり、副作用がなく、効能の宝庫である」と記されています。チベットで薬物として使われていたものが、中国に伝わったと考えられています。 数百年来、中国の漢方医薬業界では、『漢方薬の中の三大宝物は、薬用人参、鹿茸、冬虫夏草である』という言い伝えがあります。薬用人参は「補気」、鹿茸は「補陽」、冬虫夏草は「補虚」という作用があるとされ、中国の先人たちは、植物、動物、微生物という三大生物の中から代表的な物を一種ずつ選んだことになります。 このように、冬虫夏草は古代から不老長寿、強精強壮の秘薬として尊ばれるとともに、虚弱症、慢性喘息、伝染病の肺結核の治療に用いられ、宮廷料理にも最高級の食材として用いられてきました。 近年、人工培養冬虫夏草菌糸体の薬理作用を検討するために、天然冬虫夏草との比較研究、臨床応用が盛んに行われており、長年にわたる医学的な研究によって、その効力はだんだんと科学的に証明されてきました。 その結果、1987年には中国の医療機関向けの一級漢方に認定され、1995年には国宝級の国家指定食品となったのです。中国の最近の研究の中で、例えば2,000人の患者に冬虫夏草を使った臨床実験が実施され、その効果が確認されました。投与後観測された副作用は、精子数の増加および体重の増加のみであったといいます。 | ||||
■冬虫夏草危うし〜乱獲が原因で、35年前の1割に! ![]() 冬虫夏草が中国で絶滅の危機に瀕しています。 中国科学院が主要収穫地で調査して結果、収穫量は35年前の10分の1に激減、約四割の地域では全く収穫できなくなっていて、「乱開発や乱獲が原因」と指摘をしています。 またその結果、価格も高騰しています。 天然の冬虫夏草は、チベットの高度3,000m以上の高地に生息するコウモリ蛾と言う非常に珍しい蛾に寄生します。このコウモリ蛾はチベットの高地にしか存在しません。 天然の冬虫夏草は1kgが100万円もする貴重なものですから、乱獲され絶滅しかかっています。もちろん生態が完全にわかっていないため人工飼育も成功していません。 ところが金持ちは不老長寿の妙薬としていくらでも欲しがりますから、完全に需要と供給のバランスがとれないため価格は高騰する一方です。更に近年冬虫夏草がガンに非常に効果的であることが、臨床検査の結果解ってきたためさらに高いものになりつつあります。 | ||||
■呼吸器系疾患に肺と腎強める冬虫夏草 冬虫夏草は古来、中国で不老長寿、滋養強壮の高貴薬として珍重されてきました。 肺と腎を強める働きがあるため、他の生薬と組み合わせて、肺気腫や喘息の根本治療によく使われます。 チベットに隣接する中国青海省産のものが最上質とされ、最近日本にも青海冬夏泉のようなドリンク剤が輸入されています。 ![]() 中国漢方には「肺は呼気をつかさどり、腎は納気をつかさどる」という言葉があって、呼吸を肺と腎の共同作業とする考え方があります。つまり、空気を吐き出す(呼気)のは肺の力だが、吸い込んで(吸気)、下腹部の丹田に納めるのは腎の力だとしています。喘息や気管支炎の慢性の発作に悩む患者の中には、体力の消耗から、話すのも、息を吸い込むのもつらいという人がいます。この場合、肺や腎を強化することで、よい結果を得ることが多いのです。 冬虫夏草が配合されている漢方製剤で、唯一日本に輸入されているものに、双料参茸丸があります。 処方の中身は、人参や黄耆のように肺の働きを高めるものと,蛤介(オオヤモリ)や鹿茸のように腎を強化するものに大別されます。処方中にあって冬虫夏草は、肺と腎の双方に働きかけるとともに、他の生薬の効果を高める触媒のような働きをしています。双料参茸丸は全体として温性なので、肺腎陽虚(冷えを伴う機能低下)からくる呼吸器系疾患の根本治療に、理想的な処方といえます。 路 京華(中国中医研究院広安門医院主治医師)讀賣新聞日曜版『漢方漫歩』1994/10/30 讀賣新聞日曜版『漢方漫歩』に掲載された原文です。 | ||||
■恐るべき冬虫夏草パワー 冬虫夏草の研究のほとんどは中国で行われています。 以下に示した表は、中国医学書「中薬現代研究と臨床応用」で発表された臨床実験の結果です。その効果・効能は「不老長寿の薬」という言葉に値する驚くべきものです。 不老長寿の薬草と呼ばれるには理由があって、冬虫夏草は免疫力を高め、壊れた細胞を修復する力が強いことが最近の研究で解ってきました。中高年全般の健康維持にもお薦めです。 ![]() 中国医学書「中薬現代研究と臨床応用」から | ||||
■冬虫夏草の効果 漢の始皇帝や楊貴妃も愛用したと言う記録も残っているとか。中国では、古くから強壮剤および薬草として用いられ、宮廷においては「強精強壮・不老長寿の妙薬」として珍重されてきました。千年の歴史を有する漢方薬の成分として使用されています。 最も効果が現れるのが、免疫力の増強・回復作用・集中力・記憶力・運動力向上。免疫力を高める力は、他のキノコの170倍にも及ぶと言われています。 ○免疫力の強化、抗腫瘍効果が期待 成分として、ジオクシテアデノシン(血小板の成長を増強する作用)やセレン(白血球の抵抗力を増加する作用)、ポリサッカロイド(免疫機能を高める作用)が含まれるため、キラーT細胞やNK細胞を活性化させ、免疫力を高める効果があります。 ○抗酸化作用で疲労回復、生活習慣病予防、老化防止に効果 また、ヘモグロビン(赤血球)の濃度を高める機能や活性酸素の抑制作用があるため、疲労回復を早め生活習慣病を予防します。ビタミンEが含まれているため老化を防ぎます。 その他の効能としては、コレステロール抑制・動脈硬化防止、血圧降下作用・糖尿病予防にも効果が発揮されています。 他のものと組み合わせて喘息の治療に高い効果が見られます。 ○冬虫夏草の驚くべき強精作用〜天然のバイアグラ 天然のバイアグラと称される様に強精作用も大きく現れるようです。究極の精力剤として大いに注目を集めています。 昔から精力増強に効果があるといわれてきた、まむし、スッポン、オットセイのペニスなどとは同一視できない劇的な効果が多数報告されているのです。効果が現れるのが早いのが特徴で、普段まったく元気のない人が、「一回飲んだだけで翌朝男性自身が元気になっていた」などはよく聞く話です。実際に冬虫夏草を飲んで、体感した人は皆驚かれます。 「冬虫夏草にバイアグラ効果」(99年3月6日、日刊スポーツ)と報道されたのをはじめ、強精効果を解説した本が多数出版されるなど、その実力が報告されています。 以上の点から、中年の女性だけでなく男性やお子様にもオススメです。
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■冬虫夏草の成分 十数種類のアミノ酸、粗繊維、炭水化物、脂肪、カルシウム、鉄、亜鉛、マンガンセレンなどのミネラル類などの栄養成分の含有量も豊富です。 この中には制ガン作用が注目されているβ-グルカン(ペータグルカン)、エルゴステロール・パーオキサイト、コルディセプス酸、コルディセピン、抗酸化酵素(S.O.Dなどが含有されています。 「冬虫夏草」に含まれるβ-グルカン(多糖体)は、アガリスク茸の17倍、普通のキノコの約170倍と多量に含まれています。 さらに奇跡のホルモンといわれる「メラトニン」が含まれていることも判明しています。メラトニンは、間脳上部の松果体という内分泌器官から分泌される脳内ホルモンです。メラトニンは不老長寿のホルモンとして注目されています。 | ||||
■冬虫夏草が、日本でブームに なったきっかけ 冬虫夏草で金メダル? 『馬軍団』が驚異的なパワ− 市場にあまり出回ることがない冬虫夏草ですが、一時大ブ−ムになったことがあります。 1993年8月、ドイツで開かれた世界陸上選手権で、馬俊仁コーチ率いる中国選手たちが、世界の強豪相手に1500メートルで金メダル、3000メートルで金・銀・銅を独占、1万メートルで金・銀を独占しました。 当時、中国の陸上選手たちは世界的に無名でしたが、この快挙で馬軍団(女子陸上選手団)として話題をさらい、一躍有名になったのです。 その中国チームが体力強化・疲労回復ドリンク(馬コーチが独自に開発した冬虫夏草入り飲料)を飲んでいたことも注目されました。特に肺機能を高め、耐久性を増強し、赤血球を増加させるなど、運動能力を高めるとして、冬虫夏草は馬軍団とともに一躍有名になり 、需要が急増しました。 | ||||
■多くのプロスポーツ選手に愛用されています 馬軍団の練習は、選手に1ヶ月約1000km、1日平均33kmを走る強化練習を強います。他にも沢山の練習メニューがあり、これだけの練習を続けると疲労や貧血、故障につながったりするものですが、馬軍団にはそのような話が少ないそうです。それは何故でしょうか?ここで馬軍ならではの栄養補給法が注目されのです。日本で有名になったのは、スッポンのスープと冬虫夏草でしょう。現在では冬虫夏草はプロスポーツ選手の多くに愛用されています。 | ||||
■冬虫夏草の品質はピンからキリまで 冬虫夏草の品質は産地、成熟度などによって大きな差があります。現在日本に輸入されているものは四川省や雲南省のものが多いのですが、ランクの低い未成熟なものが多く、有効成分があまり含まれていない冬虫夏草が多いのです。 冬虫夏草の中ではチベット産のものが最も薬効が高いといわれています。しかし、チベット産の冬虫夏草は採取される量はわずかしかなく、日本で良質のチベット産冬虫夏草を入手するのはきわめて難しいです。 また、最近出まわっている人口的に培養された冬虫夏草(冬虫夏草菌糸体)は、天然の冬虫夏草とは全く別物です。人口的に培養された冬虫夏草(冬虫夏草菌糸体)は漢方では認められないそうです。 | ||||
■タンク培養の冬虫夏草は只のキノコ? ○冬虫夏草は供給不足な薬草 前回で冬虫夏草のブ−ムがきたと書きましたが、もともと冬虫夏草は供給不足な薬草です。絶対数がまったくたりません。しかし需要はどんどん拡大してゆきました。日本で売っている冬虫夏草のほとんどは、タンク培養?そこで考え出されたことが、冬虫夏草はキノコの一種です。ですから、冬虫夏草を昆虫に寄生させなくても、タンクで菌を培養すれば冬虫夏草になると考えました。その後、タンク培養の冬虫夏草が大量に市場に出ることになりました。 ○冬虫夏草の薬効が生じる仕組み 冬虫夏草菌が昆虫に寄生すると、昆虫は免疫物質を分泌して必死に抵抗します。時に菌がまけることもありますが、ほとんどは、冬虫夏草菌はその免疫物質を吸収して化け物のように成長します。本来冬虫夏草の薬効は、この昆虫と冬虫夏草菌の生命をかけた「壮絶」な戦いによって顕れるものです。冬虫夏草菌が昆虫から吸収した免疫物質にその薬事効果があると考えられています。 ○効き目のほとんどないタンク培養品 元来冬虫夏草は昆虫に寄生し、冬は虫夏は草となるから冬虫夏草と呼ばれるのであってタンクで培養しただけなら只のキノコです。タンク培養の冬虫夏草は大量に市場に放出されましたが、たいした効能もなく、冬虫夏草は高いだけのもので何の効果もないと不名誉な評判を残してブ−ムは去ってしまいました。 | ||||














